株式会社 一柳アソシエイツ

構想エネルギー21研究会

2013.03.05 更新

当社CEO・一柳が代表を務める構想エネルギー21研究会の施設見学会を実施しました

当社社長一柳が代表幹事を務める構想エネルギー21研究会は、研究会会員企業の中部電力株式会社の勝野専務ほか
皆様のご好意により、3月5日に有志メンバーで同社施設の見学会を実施しました。
見学先は「東清水変電所」と「浜岡原子力発電所」です。百聞は一見に如かずの見学会でした。

東清水変電所では、富士川の東側(50ヘルツ)と西側(60ヘルツ)で異なる周波数の周波数変換装置の
電力融通能力30万kWの運用を本年2月より開始しております。
周波数の統一の課題は、従来から議論が重ねられてきておりますが、膨大なコストと移行期間中の電力安定供給の
懸念を主因に、引続き長期の課題となっています。
電力各社の円滑な電力融通のためには不可欠の設備であり、普段は滅多に見られない施設の重要性について
参加者は再認識しました。

中部電力勝野専務

中部電力勝野専務

意見交換風景

意見交換風景

東清水変電所にて

東清水変電所にて

この後、御前崎市に所在する浜岡原子力発電所を見学しました。冒頭、浜岡原発所長の執行役員梶川氏から
概要説明を受けました。2011年5月、当時の菅首相の要請を受け同社は浜岡原発を全面運転停止し、
その後津波対策の強化工事を進めました。昨年12月には、南海トラフの巨大地震対策に対応すべく防波壁を
海抜22メートルまで、更に4メートル嵩上げするなどの一段の強化工事を決定しております。
参加者からは、今後の再稼働に向けての各種の緊急時対策の整備状況を目の当たりにして原子力発電の安全性の
重要性について理解を深めることが出来たとの声を多く聞きました。
原子力を含めた、火力、水力、再生可能エネルギーの4種類の電力のベストミックスについて、冷静な議論を
深めるためのヒントを沢山頂いた見学会でした。

今回の見学会で大変お世話になりました中部電力の役職員の皆様に改めて御礼申し上げます。

中部電力浜岡原発 梶川所長

中部電力浜岡原発
梶川所長

意見交換風景

意見交換風景

浜岡原子力館にて

浜岡原子力館にて