株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2016.03.02 更新

「一志会」第32回の例会が開催されました。

一志会は、「公の精神」のもとに積極的に社会的責任を果たそうとの想いを共有する大企業経営幹部の「コミュニティー」ですが、2月23日に第32回例会を開催しました。


河端 照孝 氏

河端 照孝 氏

 今回は、一般社団法人次世代芸術文化都市研究機構理事長の河端照孝氏をゲストにお迎えいたしました。河端氏は、法政大学経営学部を卒業され、㈱産経新聞編集局に入社、東京オリンピックを担当された後米国特派員等を歴任。その後いち早くコンピュータ時代の幕開けを予見し、日本初のコンピュータ誌や情報白書を発行される等活躍されました。2014年5月より次世代芸術文化都市研究機構の理事長に就任され、上野の美術館等の公共施設の再開発に携わっています。また、稲葉秀三氏の秘書を務められる等、政官財に大きな人脈をお持ちの方です。
 河端氏はこのような経歴をお持ちの一方で、古武道の天真正自源流宗家より140年ぶりに独立を許されて「柳心照智流」を立ち上げ、現在、総合武道正誠館館長も務められるという武道の達人です(剣道8段錬士)。一柳は河端氏と40年来の付き合いであり、その生き方に感銘を受けています。今回は、リーダーに必要とされる資質について、武士道の精神を交えながらお話頂きました。
 河端氏は、冒頭、直近の政治情勢や経済情勢についてここだけの裏話も交えながらお話頂くとともに、経営者の必要な能力を河端氏ご自身の経験されたエピソードに絡めながら幾つかお話されました。例えば、知らない街に行くと、靴屋に行き、最高の靴、売れている靴を把握する。これにより売れているスーツがわかり、そこに住む人々の大まかな生活水準が分かる。このようにざっと大つかみすればよく、特に経営者はこのようなざっくりとした状況を把握する能力が必要であると述べられました。また、ぶれる、信念を曲げることはしてはならず、裏切られても裏切ってはならぬと、リーダーとしての資質についても語られました。
 武士道における伝授は口伝であると、資料やスライドといったものはないにも関わらず、存在感溢れた語り口に皆引き込まれていき、思わず確かにとうなずくような示唆に富んだ河端氏ならではの熱い想いを込めたスピーチを頂きました。会員からは、「河端氏の独特の存在感の中、経営者として保持すべき資質に思わず納得した」等の意見が聞かれました。
講義風景


 続いて、会員の事業紹介コーナーで、東日本旅客鉄道執行役員の赤石氏から、「「TRAIN SUITE 四季島」の魅力」と題し、最新技術と斬新な和風テイストを融合させて開発した豪華列車に揺られながら、日本が誇るおもてなしを体現する新たな鉄道の旅についてご紹介を頂きました。
 その後の会員の交流時間帯では、今回初参加となる、井戸・パナソニック 役員、外波山・カルビー 上席執行役員から自己紹介を頂きました。
 続いて、会員からの近況報告として、吉村・丸一鋼管 代表取締役社長兼COO、富加見・MCデータプラス 取締役副社長、吉岡・アスクル 取締役、石田原・大日本住友製薬 取締役常務執行役員、神野・サーラコーポレーション 代表取締役社長、山田・有限責任あずさ監査法人 常務理事から、それぞれホットな報告をいただきました。
 そして、今回で退会されるタン・エイピーピー・ジャパン 代表取締役会長、中村・BEENOS 代表取締役副社長兼グループCFOからスピーチを頂きました
 最後に太田・岩谷産業 取締役による2月に開催した特別例会についてのご報告を頂きました。その後も、ゲストの河端氏を囲んでの交流が続き、大変にぎやかな雰囲気となりました。

赤石 良治 氏

赤石 良治 氏

井戸 正弘 氏

井戸 正弘 氏

外波山 昇志 氏

外波山 昇志 氏

吉村 貴典 氏

吉村 貴典 氏

富加見 順 氏

富加見 順 氏

吉岡 晃 氏

吉岡 晃 氏

石田原 賢 氏

石田原 賢 氏

神野 吾郎 氏

神野 吾郎 氏

山田 裕行 氏

山田 裕行 氏

タン ウィ シアン 氏

タン ウィ シアン 氏

中村 浩士 氏

中村 浩士 氏

太田 晃 氏

太田 晃 氏