株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2015.12.10 更新

一志会特別例会(ANA機体工場視察・研修会)を実施しました。

 

2015年12月4日

一志会では、例会とは別に、会員有志が幹事となって、毎年、特別例会を企画・開催していますが、今回は、満倉氏(全日本空輸)及び椎名氏(PWC)が幹事となり、羽田国際空港内にある全日本空輸(ANA)の機体工場を視察しました。
ANAは、世界のエアラインにおいて最高評価『5スター』を獲得していて、整備技術水準の高さでは定評がありますが、その中核を担っているのが、今回視察した機体工場(AMB: Aircraft Maintenance Building)です。


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 ANAはグループを含めると巨大なエアラインですが、運送事業の大原則である「安全・安心な運航」を支える機体整備を的確、かつ効率的に実施し、定時運航の確保にも努めていることを、ANAの整備部門の総責任者である満倉氏から説明をいただきました。
 そのためには、本体の整備部門とグループ整備各会社とが一体となって作業に従事することを徹底することとし、整備関係部門全体を≪チーム≫として編成し、『世界トップクラスの総合品質を目指す e-TEAM ANA』というスローガンのもとに、取り組んでいるとの説明が、印象的でした。
 機体工場は、巨大な建物(格納庫)で、同時に7~8機が整備できるというものですが、目の前の機体の大きさ、高さに圧倒されました。機種の異なる機体が機首を前後逆にして並べられ、整備している様子は圧巻ですが、それぞれの作業が多くのチームにより、効率よく分担・整備されていることに、管理ノウハウの高さを感じました。
世界的には、今後、一段と航空輸送需要が伸びる中で、世界のトップクラスを維持、拡大していこうとする意気込みが伝わってきました。参加した会員からは日ごろからよく利用している機体をまぢかに見て、整備関係者にいろいろと質問をしていました。
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 その後、空港ビル内のレストランに会場を移し、研修・懇親会を開催しました。この場には、機体工場での説明者など、今回の特別例会受入に協力していただいたANA関係者にも加わっていただきましたが、格納庫で見学した感動がそのまま会場に持ち込まれ、各人が感想を述べ合い、またANA関係者との会話も弾みました。会場からの綺麗な夜景を楽しむうちに、あっという間に、時が過ぎてしまいました。
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