株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2013.08.28 更新

「一志会」第17回の例会が開催されました。

一志会は、「公の精神」のもとに社会との関わりをもち積極的に責任を果たそうとの想いを共有する
大企業経営幹部の会員制の「コミュニティー」ですが、8月27日に第17回例会を開催しました。
冒頭、一柳から「安倍政権の成長戦略の課題と期待」、それに最近テレビ取材もかねての2度にわたるインドネシア視察で感じた「親日国インドネシアの活気、多様な国籍の人材を活用したグローバル対応力など」を話題にしながら、我が国がこれからの目指す姿について持論を話しました。


今回のゲストは、一柳の古くからの勉強仲間である毎日新聞・前論説委員長の倉重篤郎氏(毎日新聞専門編集委員)をお迎えしました。倉重氏は、毎日新聞社で中曽根内閣当時から今日まで長年にわたり政治部記者、論説委員長などとして、歴代の内閣や我が国の政治をウオッチして、取材の深さ、分析の鋭さでは定評がある方です。

倉重 篤郎 氏

倉重 篤郎 氏

『日本の分水嶺と安倍政権の行方 ―「アベノミクス」か「アベのリスク」か ?』と題した卓話では、まず日本は現在、歴史的に見て経済にしても安全保障についても「分水嶺」の時期を迎えているとの認識から話されました。昨年からの衆議院選挙、参議院選挙によっていわゆる「ねじれ」が解消したことで長期政権の環境が整ってきたが、この2回の選挙で「小沢一郎議員の政治力が事実上ゼロになったこと」が、もう一つの大きな変化である。ここ20年来、小泉政権時代を除き小沢議員が大きな影響力を発揮してきた状況が終焉した。このことがこれからの政治に様々な影響を与える、との認識のもとに、自民党はじめ各政党のこれからの動きや政府内の力関係、経済政策や外交・安全政策などについて、「ここだけの話」として迫力のある興味深い説明がありました。安倍政権は「東京オリンピック招致」がアベノミクスの成否に直結するとの考えのもとに招致に全力を挙げている、との話も関心を引きました。そのうえで、長期政権の環境にある「安倍政権の歴史的使命と日本の将来」について期待を込めた話しをされて、しめくられました。メンバーからも、ホットなお話に質問が相次ぎました。


今回は、7名の新規会員を迎えましたので、生田・ミクニ社長、神足・くろがね工作所専務取締役、柴山・スポーツクラブNAS社長、西本・住友化学代表取締役常務執行役員、八丁地・藤田観光常務執行役員、富加見・インテック取締役、吉村・丸一鋼管社長から、順次自己紹介をしていただきました。また、会員の石井・三井住友銀行常務執行役員から近況報告がありました。

生田 久貴 氏

生田 久貴 氏

神足 尚孝 氏

神足 尚孝 氏

柴山 良成 氏

柴山 良成 氏

西本 麗 氏

西本 麗 氏

八丁地 園子 氏

八丁地 園子 氏

富加見 順 氏

富加見 順 氏

吉村 貴典 氏

吉村 貴典 氏

石井 仁 氏

石井 仁 氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


この後は、新規会員を交えた交流の輪が広がり、和気藹々とした雰囲気の中予定時間を迎え、最後に椎名・PWC社長から「(一泊)特別例会」企画についての説明があり、例会を終えました。なお、会員全員に第8回例会でゲストにお招きした蓑宮武夫氏(みのさんファーム代表、元ソニー上席常務執行役員)から贈呈された最新著「出でよベンチャー ! 平成の竜馬 ! 」をお渡ししました。

椎名 茂 氏

椎名 茂 氏