株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2014.02.28 更新

「一志会」第20回の例会が開催されました。

一志会は、「公の精神」のもとに積極的に社会的責任を果たそうとの想いを共有する大企業経営幹部の会員制の「コミュニティー」ですが、2月19日に第20回例会を開催しました。


魚谷 雅彦 氏

魚谷 雅彦 氏

 今回のゲストは、マーケティング経営の第一人者の魚谷雅彦氏(ブランドヴィジョン社長、前日本コカ・コーラ会長)をお招きしました。魚谷氏は、日本コカ・コーラの社長、会長として、ブランド戦略が経営の根幹との信念のもとに、「ジョージア」や「爽健美茶」「い・ろ・は・す」などの健康・環境に配慮した新商品を開発し、世界でも販売されるまでに育て上げ、日本でのコカ・コーラブランドを再構築した方で、その後、多くの大企業のブランド戦略について指導されています。一柳とはブランド経営の重要性について意気投合して、親しく大阪弁でお付き合いいただいています。なお、魚谷氏は来る4月1日付で資生堂社長に就任される予定です。

 例会では、「目指せマーケティング立国ニッポン」と題して卓話をいただきました。マーケティングは経営戦略そのものであり、「お客さま起点の経営」「顧客を創造し、価値を創出するすべての活動」「ブランド価値を構築」することであり、ブランドとは「アイデンティティー」であり「企業から消費者へのコミットメント」でもある。ブランド価値は基本価値(形・中身・機能・価格など)と感性価値(イメージ・満足感・共感等)からなり、これからは感性価値で差別化を図る時代になっていること、この流れは消費者に直結する企業だけでなくすべての企業にいえることで、「B to C/ B to B」から「B to Human Heart」へとパラダイムが変わっていることを、豊富な経験を踏まえた事例を交えながら簡潔に話されました。会員からは、刺激的なお話に質問が相次ぎ、感銘を受けたとの声を多くいただきました。


 会員の交流時間帯では、まず新規会員のタン(陳)・APPジャパン代表取締役、中村・ネットプライスドットコム代表取締役副社長、若林・阪急電鉄専務取締役から自己紹介がありました。

タン ウィ シイアン 氏

タン ウィ シイアン 氏

中村 浩士 氏

中村 浩士 氏

若林 常夫 氏

若林 常夫 氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 続いて、来る2月28日に実施する特別例会「トヨタ自動車工場見学会」の幹事を務める藤井・トヨタフリートリース社長からの見学会の説明を皮切りに、澤井・ダイキン工業執行役員、柳生・プチファーマシスト社長、尾田・日本トリム専務取締役、白石・GSV社長から近況報告があり、最後に川村・日本ハム取締役からグループ企業・日本ルナの新商品「アサイーヨーグルトボウル」が全員に配られ、開発のコンセプトと市場の反響などの説明がありました。この商品は、サクサクしたシリアルとセットにされたヨーグルトで、栄養バランスの良い手軽な軽食というコンセプトが、狙い通り若い女性を中心に人気を博しているとの説明に、皆さんも賞味しながら得心していました。
 この後も、予定時間をかなり過ぎるまで、和気藹々の交流が続きました。