株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2014.03.10 更新

一志会の特別例会(トヨタ自動車見学会)を開催しました。

一志会は、社会的役割を担おうという志を共有する大企業経営幹部を会員とするコミュニティーです。
会員有志による特別例会(1泊)が2月28日開催されました。


今回は、椎名・PWC社長及び藤井・トヨタフリートリース社長が幹事となり、日本を代表するグローバル企業であるトヨタ自動車を有志総勢20名で見学いたしました。一志会2014.02.28-02
2月28日、トヨタ自動車名古屋オフィスに集合し、技術開発部門の総責任者である加藤光久副社長から、トヨタ自動車のグローバルビジョン、「もっといいクルマ」「いい町・いい社会」「安定した経営基盤」を目指す取組みの全体像、それを支える技術戦略(安全・安心、環境)、注目されているTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)の狙いや、4つのコンセプトに整理した車種群のもとでそれぞれの国・地域にマッチした車づくりを目指す、というグローバル企業ならではお話をいただきました。参加者から質問が相次ぎ、加藤副社長はその質問一つ一つに丁寧に回答してくださいました。多くの人々に受け入れられる車とあわせて、トヨタらしい角張った車も作る、との説明は印象的でした。

一志会2014.02.28-03この後、堤工場に移動し、玉木利明・工場長の出迎えを受けました。まず、堤工場の概要の説明を受け、組立生産ライン、続いて全社挙げて取り組んでいる環境保全施設を見学しました。堤工場は、トヨタの主力車種であるプリウスをはじめとした中型クラスの乗用車生産工場として、グループのマザー工場的役割も担っているとのことで、組立ラインでは、細部にわたり作業の安全、品質の向上、生産性の向上を図る不断の取り組みをしていること。
そこには「現場力」が大きいとの説明がありましたが、生産現場では程よい緊張感が伝わってまいりました。環境保全面での取り組みでは、地域との共生をモットーに、工場内(植栽緑化、ソーラパネル、光触媒塗装など)だけではなく、地域と一体となって様々な取り組み(植樹、ソーラ外灯、定期的清掃など)をしていることに、参加者はヒントを得たようです。見学後の質疑でも、質問が相次ぎ、時間をオーバーするほどでした。

一志会2014.02.28-01一志会2014.02.28-04

最後に、トヨタ本社にある「トヨタ会館」に向かい、トヨタ自動車の歴史や最新の技術開発の展示などを見学しました。
今回のトヨタ自動車見学会に際しては、終始、トヨタ自動車から濃かな対応をいただき、大変中身の濃い見学会となりました。

見学会の後は、一志会会員、神野・サーラコーポレーション社長のグループ会社が経営する豊橋駅前にある「ホテルアークリッシュ豊橋」で、懇親会を開催しました。同ホテルは、さりげなく絵画などが掲げられている大人のムードのシックなホテルですが、宿泊することで時間を気にすることなく、おいしい料理とお酒で和やかな懇親が続き、夜が更けていきました。

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