株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2014.04.28 更新

「一志会」第21回の例会が開催されました。

一志会は、「公の精神」のもとに積極的に社会的責任を果たそうとの想いを共有する大企業経営幹部の会員制の「コミュニティー」ですが、4月23日に第21回例会を開催しました。


野田 一夫 氏

野田 一夫 氏

今回のゲストは、「日本企業の経営近代化」と「日本の大学改革」の推進者として多大な貢献をされている野田一夫氏(日本総合研究所会長、多摩大学名誉学長)をお招きしました。野田氏は、学者・教育者として「企業経営」「企業経営者」に焦点を当てた実際の経営の在り方を一貫して追求され、
ピーター・ドラッカーを日本に初めて紹介したことでも知られています。また、多摩大学、宮城大学、事業構想大学院大学の初代学長として、時代に即した新しい大学像づくりの実現を目指して取り組んでこられました。一柳はかねてから野田先生の生き様に感銘を受けており、先般は一柳のテレビ番組にもご出演いただきました。

例会では、「日本的経営の光と影―数え歳米寿雑感―」と題して卓話をいただきました。副題にあるように、先生は今年数え歳で米寿を迎えられましたが、背筋がピンと伸び溌剌とされ、よどみなく情熱的に語られるお姿に、まず圧倒されました。
青年のころからのエピソードを交えながら、今日までの反骨精神にあふれた歩みを話された中で、日本及び日本人が本来持っている能力の可能性を信じ、若い人たちの発奮を促すとともに、それを盛り立てようと現在も休むことなく活躍される熱血漢ぶりが伝わってきました。また、明治の開国と工業化、そして敗戦後の経済復活の背景には、日本(人)の知識・知恵や技術、文化などの蓄積があったことを指摘しながら、最近は、”グローバル化”という言葉が蔓延する中で、日本的経営の良い部分までもが捨て去られようとなっていることを、鋭く指摘されたのが、印象的でした。
野田先生は卓話の後も、最後までお付き合いいただきましたので、会員の一人一人から親しく挨拶を受けていただきました。

講演風景


会員の交流時間帯では、まず新規会員の小澤・ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング代表取締役社長、
高岡・カルビー執行役員、冨田・ソニーモバイルコミュニケーションズ戦略部門長、満倉・全日本空輸執行役員、栁瀨・駐車場綜合研究所代表取締役社長から自己紹介がありました。
続いて、会員の製品(商品)紹介コーナーでは、髙橋・アサヒグループホールディングス取締役から、グループ企業が製造販売しているサプリメント「アサヒ早摘みりんごポリフェノール」の開発経緯や内容の説明がありました。そして、ご提供いただいた商品を参加者全員がジャンケンで抽選することになり、中高年向きのサプリメントとあって大いに盛り上がりました。

小澤 洋介 氏

小澤 洋介 氏

高岡 直介 氏

高岡 直介 氏

冨田 みどり 氏

冨田 みどり 氏

 

満倉 達彦 氏

満倉 達彦 氏

栁瀨 聡 氏

栁瀨 聡 氏

高橋 勝俊 氏

高橋 勝俊 氏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、会員報告として、尾崎・損害保険ジャパン執行役員、梅田・住宅あんしん保証代表取締役副社長、
酒井・あずさ監査法人専務理事、小椋・西日本電信電話代表取締役副社長、生田・ミクニ代表取締役社長、
石田原・大日本住友製薬取締役常務執行役員、藤井・ハウス食品グループ本社取締役、土本・東京証券取引所常務取締役から近況の報告があり、いつものように和気藹々とした交流が予定時刻を大幅に過ぎるまで続きました。