株式会社 一柳アソシエイツ

一志会
「一志会」は、閉塞感が覆われた日本社会を活力あるものにするためには
他人任せにせずに、一人一人が「公の精神」をもって積極的に
社会との関わりを持っていくことが必要、との認識のもとに、
2010年12月に発足した限定メンバーによる新しい形の
”コミュニティー”です。ここには、一柳の生き方に賛同した
主に大企業の経営者が各分野から参加されています。

2014.11.27 更新

「一志会」第25回の例会が開催されました。

 一志会は、「公の精神」のもとに積極的に社会的責任を果たそうとの想いを共有する大企業経営幹部の会員制の「コミュニティー」ですが、11月27日に第25回例会を開催しました。


 今回は、一柳が役人当時からお付き合いし、折に触れ意見交換している内閣府政策統括官(経済財政分析担当)兼日本経済再生総合事務局次長の田和宏氏をゲストにお迎えして、開催しました。

山口 洋 氏

山口 洋 氏

 一柳の軽妙な司会により、まずゲストの講話に先立ち、会員の山口・JPホールディングス社長から、日本の保育事業の現状と課題についてお話いただきました。山口社長は、我が国における株式会社による保育事業進出のパイオニアで、国の成長戦略の柱の一つである「女性の活躍促進」を支える保育事業分野に新風を吹き込んでいまして、規制の壁を乗り越えつつ事業を展開し、建設的な提言を続けておられることの一端を説明されました。

田和 宏 氏

田和 宏 氏

 続いて、ゲストの田和氏にご登壇いただきましたが、田和氏は、長年にわたり内閣府にあって歴代政府の成長戦略をはじめとし我が国の経済財政政策を支える事務方の中枢として調査・分析・政策案作りにかかわってきています。
 卓話では「アベノミクスのこれから」と題して、歴代の成長戦略の変遷を概観したうえで、アベノミクスのこれまでの取組みと最近の経済状況の見方、そして今後目指そうとしているテーマとその課題などについて手際よく説明されました。お話の中からは政策の裏側では長期的な視点から山積している様々な大きな課題についても検討がなされ、その時々の経済財政政策の選択を支えている様子がうかがわれました。
 総選挙が決まった直後ということもあり、会員の皆さんは、強い関心を持って聴き入っており、相次いで質問が出されましたが、その一つ一つに丁寧に答えておられ、ゲストのお人柄がにじみ出ていました。


 会員からの近況報告として、加藤・三井物産代表取締役専務執行役員、太田・岩谷産業取締役、石井・三井住友銀行常務執行役員、菊地・電通PR取締役常務執行役員、酒井・あずさ監査法人専務理事からそれぞれ業界の近況についてホットな報告があり、また来年2月に会員自主企画として開催する「特別例会(島精機製作所視察・研修会)」について幹事の椎名・PWC社長及び島・島精機製作所副社長から説明がありました。

 その後も、ゲストの田和氏を囲んでの交流が続き、予定時間を大幅に過ぎるまで終始、和やかな雰囲気となり、今年最後の例会を終えました。

加藤 広之 氏

加藤 広之 氏

太田 晃 氏

太田 晃 氏

石井 仁 氏

石井 仁 氏

菊池 彰夫 氏

菊池 彰夫 氏

酒井 弘行 氏

酒井 弘行 氏

椎名 茂 氏と島 光博 氏

椎名 茂 氏と島 光博 氏