株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2013.10.28 更新

一流塾(6期)第6回講義が行われました

第6回 平成25年10月17日(木)
 第6回の一流塾は、講師に三枝 匡氏(㈱ミスミグループ本社 代表取締役会長・CEO)及び岩田彰一郎氏(アスクル㈱代表取締役社長兼CEO)、懇親会の特別ゲストには絹谷幸二氏(日本芸術院会員 洋画家)をお迎えしました。


三枝 匡 氏

三枝 匡 氏

第1部は、三枝氏は、『日本の経営リーダーに求められるもの – 日本企業の強さ再構築をめざして – 』と題し、企業再生のスペシャリストとして活躍されたご自身の経験に基づき、1960年代から1990年代の日米企業の凋落・復興の原因について経営論を切り口に鋭い分析をご披露頂きました。そして、日本企業が強さを取り戻すためには、単純に米国企業の後追いをするのではなく、個々の企業が頑張らないといけない。そこでは強いフレームワークを発信することができる経営力をもった強い経営リーダーが必要である。かつて日本企業が強みにしていたビジネスモデルを活かして成長している外国企業を例に挙げ日本企業が遅れをとっている現状を悔しく思わないのか「敵は外にあり」、経営者はもっと経営リテラシーを磨かなければならない、と檄を飛ばされました。企業再生の現場で多くの修羅場を経験してきた三枝氏の迫力ある語り口に塾生は熱心に聞き入り、「日本のビジネスに対する深い情熱と愛情を感じた」「フレームワークの重要性についてお話を頂き大変刺激を受けた」「自分の勉強不足を痛感した」等の声がありました。

岩田 彰一郎 氏

岩田 彰一郎 氏

第2部では、『アスクルのイノベーション』と題して岩田氏が講義を行いました。岩田氏は、アスクルがお客様志向を成長エンジンとし、“社会最適”のビジネスモデルを構築してきた経緯を、創業時のエピソード等を交えてご披露されました。また、昨年行われたYahoo! JAPANとの提携の経緯も含めた「お客様のために」を進化させるアスクルの新たな取り組みである「LOHACO」(生活者・メーカー・流通のWin-Win-Winな関係を目的に、ビックデータを活用分析した、日用品のEコマースの新たなサービス)についてもご紹介頂きました。塾生からは、「顧客志向の大切さを再認識するとともにそれを実現していく実行力に感銘を受けた」、「業界のタブーに挑戦する姿勢に感銘を受けた」等の声がありました。

 


講義風景

講義風景

懇親会模様

懇親会模様

絹谷 幸二 氏

絹谷 幸二 氏

講義後の懇親会では、まず冒頭に一柳塾長の乾杯挨拶の後、特別ゲストの絹谷幸二氏から『アートなさじ加減』と題し、芸術家ならではの切り口で文化、経済及び社会問題など幅広い分野について触れ、特に芸術の持つ創造性について等幅広いお話頂き、塾生からは、なかなか聞けない非常に興味深いお話で新鮮だった等の声が上がりました。卓話後は各テーブルで講師・ゲストを囲んでの歓談が行われ、予定時刻を過ぎるほど会場は大いに盛り上がりました。

 懇親会後に塾生有志が塾長を囲んで行われた放談会では、内閣官房の幹部に参加頂き、講義に引き続き成長戦略や雇用問題等の政治トピックで一同大いに盛り上がり、熱い議論と共に塾長と塾生の交流が深夜まで続きました。