株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2013.11.22 更新

一流塾(6期)第7回講義が行われました

第7回 平成25年11月12日(火)
 第7回の一流塾は、講師に前田新造氏(㈱資生堂 代表取締役会長兼執行役員社長)及び寺田千代乃氏(アートコーポレーション㈱ 代表取締役社長)、懇親会の特別ゲストには方常源(バン・サンウォン)氏(サムスン電子ジャパン 代表取締役)をお迎えしました。


    第1部は、前田氏は、『経営改革の道のりを振り返って~道のりを振り返って~』と題し講義を行いました。前田氏は、冒頭に資生堂の歴史と企業理念をお話しいただき、2005年に社長に就任した際に「任期中に成し遂げたい3つの夢」(1.100%お客さま志向の会社に生まれ変わること、2.大切な経営資源であるブランドを磨き直すこと、3.魅力ある人で組織を埋め尽くすこと)を全社員が共有化して共に目指すビジョンとして掲げ、これら夢の実現に向けて取り組んできたこと
をご披露されました。また、何故この3つの夢としたのかの背景や、3度の左遷を経験する等ご自身の実体験のエピソード等も交えながら、リーダーとしてのあるべき姿についての持論や、その他同社の企業内大学などの同社の人材育成についてもお話頂きました。熱い気持ちが込められた誠実な語り口に塾生一同熱心に聞き入り、塾生からは「揺るぎ無い信念(確信を持てるまで徹底して考え抜き、決めたら、逃げずにやり抜く)ことの大切さを知った」、「リーダーシップは持論であるという点に大変感銘を受けた」等の声がありました。
 第2部では、『Small But Excellent ~小さな一流企業をめざして~』と題し寺田氏が講義を行い、寺田運輸を創業した後に当時は無かった引越し専門のアート引越センター事業を始めた当初から、会社を成長させいったん上場した数年後に非上場化を行った最近時に至るまで、組織風土や理念を守りながら常に挑戦しつづけてきた過程についてご披露頂きました。
寺田氏には、急成長の起爆剤となった3つの施策(社名・電話番号・テレビCM)や顧客目線で次々と開発した新しいサービス等、また現場の声も大切にするといった、実体験に基づいた具体的なお話を頂きました。大きな夢を持つよい会社を目指し、それを実現するには“やり抜く”という強い信念を持つ個人単位で強くなることが大切であることもお話しされ、優しい語り口の中にも創業者としての強い気持ちが込められた講話に塾生一同は熱心に聞き入り、「常に高い目標に向かい着実にチャレンジすることの大切さを再認識した」「顧客満足度と従業員満足度を重視されていることに大変感銘を受けた」、「社長の優しくきめ細やかな人となりに触れることが出来感動した」等の声が塾生からあがりました。

前田 新造 氏

前田 新造 氏

寺田 千代乃 氏

寺田 千代乃 氏

 

 

 

 

 

 

 

 


  

方 常源 氏

方 常源 氏

 講義後の懇親会では、特別ゲストの方常源氏から『サムスンの社会貢献』と題し、冒頭にサムスングループの概要・飛躍的に成長したプロセスやその経営戦略「新経営」について触れ、また同社の盲導犬訓練等の社会貢献についてもお話し頂きました。塾生からは、同社のスピードやグローバル化について明快で大変刺激的な話で、もっとお話しを聞きたかった等の声が上がりました。卓話後は各テーブルで方氏を囲んでの歓談が行われ、予定時刻を過ぎるほど会場は大いに盛り上がりました。
懇親会後に塾生有志が塾長を囲んで行われた放談会では、方氏にも懇親会に引き続きご参加頂き、塾生とフランクに交流頂き、一同多いに盛り上がり、熱い議論と共に塾長・ゲストそして塾生の交流が深夜まで続きました。