株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2014.06.24 更新

一流塾(7期)第3回講義が行われました

第3回 平成26年6月17日(火)
 第7期の一流塾の第3回講義が開催されました。第2回は新規に登壇の講師があいつぎ、講師に大竹美喜氏(アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社)創業者・最高顧問)及び野田一夫氏(日本総合研究所会長、多摩大学名誉学長)、懇親会の特別ゲストには川淵三郎氏(日本サッカー協会 キャプテン(最高顧問)、首都大学東京 理事長)をお迎えしました。


大竹 美喜 氏

大竹 美喜 氏

 第1部は、『人間教育が社会を変えるー国を変えるのは人づくり』と題して大竹氏が講義を行いました。大竹氏は、冒頭アフラック創業の話を述べられ、宿命・運命・使命が必要であり、創業精神が日本を豊かにしたいという想いであったと話されました。また現在は教育・医療・農業に注力されており、日本教育のシステムの変革の必要性やグローバル人材をどの様に育成すべきかについて、お話しされました。教育が社会を変える。また教育に係る書籍のご紹介もいただき、常識・過去を捨て、異文化・異質のものを入れ、違うものを同質化するのではなく、違うことをお互いに認め合うことが大切である。変化に対応するのでは遅い、変化を先取りすることが必要である。夢を達成するために、20年後を見据えて計画を立てることが大切である旨と塾生を激励しました。講義後も活発に質疑応答が行われ、塾生からは「外資系会社に貢献されながらも愛国心の強さを感じた」「異質を受け入れ、自分も変化する重要性を痛感した」「教育に置いて心力・人間力があってこそ、真の力が発揮されることはその通りだと思った」といったコメントを頂きました。

野田 一夫 氏

野田 一夫 氏

 第2部では、『企業経営における管理主義と人間主義』と題して野田氏から講演頂きました。野田氏は、日本の同質主義から来る人間主義、米国の管理主義について両国の企業経営の違いを歴史的背景から分かり易く持論を展開されました。また上級管理層でも人間関係が不安である等MBA経営の管理主義についての懸念点と共に、戦後大企業になった松下電器・ホンダ等の事例とともに、社員の一人一人の帰属意識を持って発展した例について触れました。また現在グローバル化の最中、英語等の重要性が話題とされるが言葉言語が大切なのではなく、本人の持つ知識や技能が重要であると本質に迫ったお話し頂きました。塾生からは「日本流の良さに気づいた」「管理主義の概念、人間主義への想いに感銘を受けた」「人間味のない人間は経営に向かないという点に改めて身が引き締まった」といった声が寄せられました。


川淵 三郎 氏

川淵 三郎 氏

 講義後の懇親会では、冒頭野田氏に乾杯のご挨拶後、特別ゲストの川淵氏がワールドカップの最中駆けつけて下さり、『夢があるから強くなる』と題した卓話を戴きました。川淵氏の軽快な語り口に会場は大いに盛り上がり、卓話後も各テーブルで川淵氏や野田氏を囲んでの歓談が行われました。

 懇親会後に塾生有志が塾長を囲んで行われた放談会では、一柳塾長のフランクなお話しと共に、塾生の皆さんも7月の合宿に向け、楽しく深夜まで放談し大いに盛り上がりました。

 

 

野田氏と塾生川淵氏と塾生