株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2014.10.02 更新

一流塾(7期)第5回講義が行われました

第5回 平成26年9月18日(木)
 第5回一流塾の講義が開催されました。今回は、経営者が涵養すべきグローバルな視点や、消費者目線で従来にないものを創出している経営者をお迎えしました。講師に齋藤ウィリアム浩幸氏(㈱インテカー 代表取締役、
内閣府本府参与 科学技術・IT戦略担当)及び大山健太郎氏(アイリスグループ 会長)、懇親会の特別ゲストに
上西京一郎氏(㈱オリエンタルランド 代表取締役社長(兼)COO社長執行役員)の皆さんです。


齋藤ウィリアム浩幸 氏

齋藤ウィリアム 浩幸 氏

 第1部は、『チーム力をつくる秘訣』と題して齋藤氏が講義を行いました。
日系2世として1971年にロサンゼルスで生まれた齋藤氏は、コンピュータのセキュリティなどに使われている生体認証暗号システムの開発に成功したアメリカでも著名なアントレプレナーで、マイクロソフトに会社を売却して母国・日本に拠点を移し、イノベーションとアントレプレナー育成に取り組んでいます。講義の中で齋藤氏は、ご自身の歩みを振り返るとともに、真のアントレプレナーシップの意義、失敗こそがイノベーションを引き起こすために欠かせないこと等、熱く語られました。また、グローバルに活躍されているご自身の視点から、技術進化の過去の経緯や今後の展望など、多彩な切り口で幅広くお話を頂きました。塾生からは、「成功には失敗が必要であることを強く認識した」「チームとグループの考え方等自分の持てていない概念を知った」「考え方が非常に印象に残った」等の声があがりました。

大山健太郎 氏

大山 健太郎 氏

 第2部では、『変化対応の経営』と題して大山氏が講義を行いました。冒頭、変化に対応できる経営でメーカ機能と問屋機能を併せ持つ独自の「メーカーベンダー」としての業態を作り上げた経緯をお話し頂きました。そこでは生活者の代弁者として需要を創造するというユーザーインの発想や、LED照明や家電、米ビジネス等の新分野に最近参入した背景について具体的に言及されました。また、イーコマース等のネットイノベーションにより、地方でも十分快適な生活ができること、その他変化にスピーディーに対応できる経営の仕組みについても、わかりやすい講義をご披露されました。講義後も活発な質疑が行われ、塾生からは「ユーザー視点で物事を考えるという点に改めて気づきを得た」、「メーカーベンダーという既存の発想をくつ返して挑戦したことに感銘を受けた」等の感動の声が寄せられました。

講義風景


上西 京一郎 氏

上西 京一郎 氏

 講義後の懇親会では、大山氏の乾杯のご発声後、特別ゲストの上西氏がオリエンタルランドの企業理念でもある『“夢・感動・喜び・やすらぎ”をこれからも』と題した卓話を戴きました。お客様を「ゲスト」、迎えるスタッフを「キャスト」と呼び、常に「ゲスト」が非日常の楽しく安全な空間に浸りハピネス(幸福感)を感じてもらえるよう運営を徹底していること。そのためソフトのサービスである「キャスト」の仕事・役割での理解・実践を促す取り組みを徹底していることも紹介されました。卓話の最後には様々のゲストの声を綴った映像も放映され、思わず涙ぐむ塾生もいるなど、聴取した塾生にも大きな感動を与えて頂きました。

 卓話後も各テーブルで講師やゲスト等を囲んでの歓談が行われました。

懇親会風景

 懇親会後に塾生有志が塾長を囲んで行われた放談会では、講義の感想や一柳塾長のフランクなお話しと共に、
塾生の皆さんも楽しく深夜まで放談し大いに盛り上がりました。