株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2014.11.23 更新

一流塾(7期)第7回講義が行われました

第7回 平成26年11月18日(水)
第7回一流塾の講義が開催されました。講義では、講師に福川伸次氏(塾特別顧問、一般財団法人地球産業文化研究所顧問、東洋大学理事長、元通商産業事務次官)及び椎名武雄氏(日本アイ・ビー・エム㈱ 名誉相談役)、懇親会の特別ゲストに老川祥一氏(読売新聞グループ本社 取締役最高顧問・主筆代理)の方々にご登壇頂きました。


福川 伸次 氏

福川 伸次 氏

第1部は、『変容する世界と日本の進路-問われるガバナンス力-』と題して福川氏ならではの経験と卓越した情報収集力に基づく多角的分析を展開頂きました。グローバルリスクが増大する中で“人間価値尊重の社会実現”特に健康や文化といった観点が重要になる。その様な多極化構造の中、経営者は絶えず考えて挑戦することが大切である“百見は一考にしかず” とお話しを頂きました。政治・経済・文化を横断した鋭い分析に、塾生からは「世界の潮流を分かり易く解説いただき、日本はどういう社会を、自分はどこを目指すべきか改めて考えるきっかけとなった」、「幅広い洞察力と分析力には頭が下がり、衰え知らず知の好奇心に敬服する次第です」、「分析力、解決力等を備えた人材を育てる事の大切さを再認識した」といった声が寄せられました。

 

椎名 武雄 氏

椎名 武雄 氏

第2部では、『経営の永続性』と題して椎名氏が講義を行いました。米国
でも数少ない創業以来100年以上にわたり事業を継続しているIBMについて
その歴史やご自身の実体験も踏まえて分析され、会社を永続させるためには、
“変化”が大切であると主張されました。そして“変化”には「目標」・「仕組み」・「価値観」をコミュニケーションによって変えることが重要であるとの持論をご披露頂きました。また、昨今の日本の現状を憂い、景色が変わらない限り改革は絶対に成し遂げられない、今こそ従来とは全く違う新しい日本を作っていかなければならない、と檄を飛ばしました。講義後の質疑応答でも活発な質疑が行われ、塾生からは、「歯に衣着せぬ物言いや、アメリカ人とも対等に渡り合ってきたキャリアはまさにグローバル人と思った」「日本の歴史を踏まえ、世界的大企業も外的環境変化に対応できなければ生き残れないことを、生々しいお言葉で教えて頂きました。」等の声がありました。


老川 祥一 氏

老川 祥一 氏

講義後の懇親会では、特別顧問の福川講師や椎名講師が参加され、椎名氏の乾杯ご挨拶後、特別ゲストの老川氏が『歳末解散とこれからの政治』と題した卓話を戴きました。安倍首相が衆議院の解散を発表したまさに当日に、今回の選挙に係る政局の本当の事情を伺うことが出来ました。また日本は、日中関係を始めとした複雑な国際情勢の中経済を固め、しっかりとした情報発信の必要がある。当選挙は、来年以降様々な課題が降りかかる日本の体制作りという位置づけであることを、有権者として受け止めるべきと持論を展開されました。塾生もそのお話しに引き込まれました。卓話後も各テーブルでは講師と塾生との自由闊達な意見交換や熱い議論が交わされ、あっという間に終了の時間を迎えました。
懇親会後に塾生有志が塾長を囲んで行われた放談会では、5期OB生幹事・
古屋勇多氏(アポーメンテナンス 専務取締役)も参加しOB会の活動や、塾生時代の思い出話についても、塾長や
7期の塾生のみなさんと冗談を交えながら大いに盛り上がりました。7期生の皆さんもOB会のイメージが少し湧いたのではないでしょうか。今回も塾長と塾生のざっくばらんな交流が深夜まで続きました。
懇親会風景塾長を囲んで