株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2015.03.23 更新

一流塾(第7期)第10回講義、卒塾式が行われました

第10回 平成27年3月17日(火)
 平成27年4月に開講した第7期一流塾は、この第10回が最終回となります。第1部の講義では、渡邊五郎氏(元三井物産㈱ 副社長)から、『リーダーのあるべき姿(その志と心)』と題してご講演頂きました。


 渡邊氏は、リーダーに求められる資質として、「基本に戻れ(back to the basics)」や「凡事徹底」など、基本に立ち返ることや基本訓練の積み重ねの大切さを説かれました。そのうえで、「高度な和魂洋才」という日本人として不変的に持つべき心と変化への対応力や、「エレガント・カリスマ」といった品性のある生き方など、ご自身のグローバルなご体験を踏まえたリーダーのあるべき姿をお話し頂きました。さらに、日本人のリーダーには「Engage」「Assert」「Tolerance」といった側面が十分ではないことを、それぞれの言葉の卓越した解釈とともにご紹介されました。経営者としての豊富なご経験から導き出された『リーダーのあるべき姿』を、ユーモアを交えながら語りかけていただいたことで、塾生もリラックスして講義に耳を傾けていました。講義後、塾生からは、「リーダーとしてもっと場数を踏むことの大切さを改めて痛感した」、「先生が日々向上心を持って過ごされてきていることに感銘を受けた。」、「『人間力』を高めるうえで基本となるのが『志』であるとの教えが、経営者としての深さを感じた。」といった声が寄せられました。
 第1部の講義の後、第7期を総括する卒塾記念講義として、一流塾の特別顧問である福川伸次氏((一財)地球産業文化研究所 顧問、東洋大学理事長、元通商産業事務次官)と、一柳塾長から卓話を頂きました。
 福川氏は、『グローバル・イノベーションの展開を目指して』と題した講義の中で、日本はグローバリズム無くしてその存在基盤はないこと、一方で、日本独自の価値観は世界が直面する課題解決に有効に働くことをお話し頂きました。また、「グローバルに考える」・「イノベーションを起こす」には人材育成が不可欠であること、様々な人がアイデアを出し合うことが重要であることなどをご紹介いただきました。
 一柳塾長による講義では、「運がついて来るのは準備している人だけ」であり、そのためには、「“ビジョン”や“強い思い”を持つこと」、「良い人との出会いを大切にすること」、そして「夢に向かって面白く、楽しく、明るく生きること」が肝要であると、塾生への熱い激励の言葉をお伝え頂きました。

渡邊 五郎 氏

渡邊 五郎 氏

福川 伸次 氏

福川 伸次 氏

一柳塾長

一柳塾長

 

 

 

 

 

 

 


白石 真澄 氏

白石 真澄 氏

 講義の後には、第7期一流塾の卒塾式が開催されました。卒塾式の冒頭、第1部の講義にご登壇頂いた渡邊氏と、卒塾式の特別ゲストである白石真澄氏(関西大学政策創造学部教授)から、塾生へのご祝辞を頂きました。
 渡邊氏からは、生きることは「冒“検”」であり、一流塾の仲間や講師たちとの良いご縁を大切にして頑張って欲しいとの激励のお言葉を頂きました。また白石氏からは、少子高齢化や労働力人口の減少などのネガティブな社会状況があっても、視点を変えてビジネスに結び付けていくといった発想がイノベーションには重要であり、そのためには一流塾の仲間との交流から多様な発想力を培い互いにサポートし合って欲しいといった塾生への期待と励ましのお言葉を頂きました。
集合写真
 渡邊氏と白石氏のご祝辞の後、一柳塾長から塾生代表の青木孝次氏(宝印刷㈱取締役常務執行役員)へ修了証書が授与されました。卒塾式の締めくくりとして、青木氏から塾生を代表して答辞が述べられ、一柳塾長や講師・特別ゲストの先生方への感謝、一流塾での様々な学びや仲間との出会い、今後のさらなる成長への決意などが示されました。

 卒塾式の後には懇親会が開かれ、これまでの学びや想い出、経営者として成長したいという強い意欲など、それぞれの考えをぶつけ合い、講師陣も一緒になって熱心に語り合う場となりました。懇親会の途中には皆勤賞の表彰があり、一柳塾長から世界で一つの“一柳”スパークリング・ワインが贈呈されました。
皆勤賞の塾生と塾長

皆勤賞の塾生と塾長


 また懇親会には、一流塾士会(OB塾生の会)のメンバーにもご参加頂きました。一流塾士会会長である抱厚志氏(㈱エクス代表取締役社長)からは、これまでの活動や今後の方針をご紹介いただき、200名を超える一流塾士会への参加をユーモラスかつ熱意を持って第7期塾生に呼びかけられました。
7期OB会幹事の皆さん

7期OB会幹事の皆さん

 第7期塾生からは、OB会の幹事長として大西浩樹氏(㈱ミクニ ライフ&ケアカンパニー プレジデント)、副幹事として川原寛司氏(川原経営グループ 取締役本部部長)と新川弘二氏(㈱トーキンシステム 代表取締役社長)が、満場一致で選出され、卒塾後も第7期生の良き仲間として交流を盛り上げることを誓い合いました。
 その後、塾生による1分間スピーチが行われ、全員が冗談を交えながら一流塾に参加した感想や今後の抱負を語り、ユーモアに溢れた内容に会場は笑いに包まれました。スピーチの内容は、「一流塾に参加して良い仲間と出会えた。これから楽しみだ。」、「超一流の講師陣からは経営者として学ぶことが多く、とても刺激になった。」、「志を忘れずに日々自分を磨く努力を続けたい。」など、講師陣や仲間への感謝や今後の成長への思いが示されました。

 懇親会の後には、塾生有志が塾長を囲んでの放談会が行われ、卒塾式でご祝辞を頂いた白石氏にもご参加頂きました。塾長と塾生が一年間の塾での思い出などを振り返りつつ、ユーモアに富んだ会話で一同大いに盛り上がり、それぞれに名残惜しさを感じながらも、裃を脱いだ楽しい交流が深夜まで続きました。

懇親会風景-01