株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2015.05.18 更新

一流塾(8期)第2回講義が行われました

第2回 2015年5月13日(水)
 第2回の一流塾では、講師に大山健太郎氏(アイリスグループ会長)及び大西洋氏(㈱三越伊勢丹ホールディングス 代表取締役社長執行役員)、懇親会の特別ゲストに絹谷幸二氏(日本芸術院会員、画家、文化功労者)をお迎えしました。


講師 大山 健太郎 氏

講師 大山 健太郎 氏

 第1部では、『変化対応の経営』と題して、大山氏が講義を行いました。大山氏は、世界的には10年単位で想定外のことが起こっており、大きな変化に直面しても企業として成長するためには企業理念が重要であるとして、自社の企業理念をご紹介頂きました。一方で、将来は予想しても変化してしまうので、中・長期の計画を立てることはせず、利益率と新商品比率の目標を明確にしておくことが重要であるとお話し頂きました。ビジネスの成功については、自社の強みを活かすことや、ユーザーインの発想、良い人材を確保すること、さらにはリスクを取って競合に勝つことなどを、ご自身の経験や事例を交えてお話し頂きました。塾生からは、「徹底したユーザーインの発想に感銘した」や「社員がチャレンジできる仕組み作りは大変参考になった」など、ビジネスを成功に導くヒントを得たという声や、ピンチに立ち向かう経営者の姿への尊敬の声があがりました。

講師 大西 洋 氏

講師 大西 洋 氏

特別顧問 福川 伸次 氏

特別顧問 福川 伸次 氏

 第2部では、『小売業のあるべき姿にむけた変革』と題して、大西氏が講義を行いました。講演の冒頭、大西氏からは、小売業界における百貨店の厳しい状況をご説明いただいた後、新たな価値を創造し、お客様に提供するという自社の取り組みをお話し頂きました。新たな価値創造のために、地方や地域の特性に合わせた商品・サービスの探求、あるいは首都圏の取り組みを地域百貨店にも拡充するなど、これまでとは異なるチャレンジを事例と共にご紹介頂きました。また、物流改革によりビジネスを好循環に転換すること、世界のラグジュアリー市場において日本製品の確固たる地位を築くこと、マーケティングや人材育成の重要性など、様々な見地から経営のポイントをご紹介頂きました。塾生からは、「厳しい経営環境下でも、次々と新しいことにチャレンジする姿勢に感銘を受けた」や「現状にとどまることなく将来の成長のために人材育成に力を入れていることは大変参考になった」などの声があがりました。
 また第2部の開始前に、一流塾特別顧問の福川伸次氏(一般財団法人地球産業文化研究所顧問、東洋大学理事長、元通商産業事務次官)もご出席され、塾生への激励のお言葉を頂戴しました。

講義風景


 講義後の懇親会では、冒頭、講師の大西氏から乾杯のご挨拶を頂いた後、特別ゲストの絹谷氏から『アートなさじ加減』と題して、卓話を頂きました。絹谷氏からは、色彩は人間の脳が認識しているに過ぎないが、色彩があるから人が関心を持ち、集まって来る。人間社会も同じく多様な人がいてこそ世の中は面白いのであり、企業も同様であるといった芸術家ならではの切り口からお話し頂きました。卓話後は、絹谷氏の作品をまとめたサインつきの冊子をプレゼントして頂き、ジャンケンで勝ち取った塾生からは喜びの声が上がりました。その後の懇親会では、各テーブルで講師・ゲストと塾生との盛んな議論が閉会まで続きました。

特別ゲスト 絹谷 幸二 氏

特別ゲスト 絹谷 幸二 氏

塾生へのプレゼント

 

 

 

 

 

 

 


 懇親会後、塾生有志が塾長を囲んで行った放談会では、内閣官房の幹部にご出席頂きました。普段は見聞きすることのないお仕事の話に、塾生も熱心に耳を傾け、また働き方や女性人材の活用など多様な話題で一同大いに盛り上がり、熱い議論と共に塾長と塾生の交流が閉店まで続きました。