株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2015.06.18 更新

一流塾(8期)第3回講義が行われました

第3回 2015年6月16日(火)
 第3回の一流塾では、講師に森澤紳勝氏(㈱日本トリム 代表取締役社長)及び齋藤ウィリアム浩幸氏(㈱インテカー 代表取締役、内閣府本府参与)、懇親会の特別ゲストに野田聖子氏(衆議院議員、元自由民主党総務会長、元郵政大臣、元消費者行政推進担当・宇宙開発担当大臣)をお迎えしました。


森澤 紳勝 氏

森澤 紳勝 氏

 第1部では、『良い会社とは~創業から今日まで~』と題して、森澤氏が講義を行いました。冒頭、「電解水素水」を使った実験をご披露いただき、抗酸化作用の特徴などをわかりやすく解説していただきました。その後、森澤氏からは、トリムの水を健康増進につなげることで社会に貢献するという、経営者としての想いをお話し頂きました。その上で、学生時代や、サラリーマン時を経て独立したとき、またビジネスが軌道に乗るまでの時期など、人生の節目で直面した苦労や試練の数々を、具体的なエピソードを交えてご紹介頂きました。また経営者として大切にしていることとして、「若手人材の抜擢」、「責任はとるものではなく果たすもの」、「反対意見を大切にする」などをお伝えいただきました。塾生からは、「水はタダと思われた時代に水素水の価値に気づき、科学的なエビデンスを重視してビジネスに発展させてこられた胆力に感銘を受けた」や「反対意見を大切にするというのは、自分の組織に足りないことだと痛感した」といった声があがりました。
齋藤ウィリアム浩幸 氏

齋藤ウィリアム浩幸 氏

 第2部では、『グローバルな視点からみた日本企業の課題』と題して、齋藤氏が講義を行いました。日系2世として1971年にロサンゼルスで生まれた齋藤氏は、コンピュータのセキュリティなどに使われている生体認証暗号システムの開発に成功したアメリカでも著名なアントレプレナーで、マイクロソフトに会社を売却して母国・日本に拠点を移し、イノベーションとアントレプレナー育成に取り組んでいます。講義の冒頭では、アメリカで成功するまでのチャレンジや安倍首相の訪米に随行した際のエピソードをご紹介頂きました。その後、現在の日本は諸外国から再び高い関心が示されており、「Japan is Back」の理解がグローバルに広がりつつあることをお話し頂きました。続いて、日本をより良くするためには教育が重要であり、「Whatを暗記するよりもWhyを考える」こと、自ら考えアウトプットする力を磨くことが、世界で通用する力を育むためには必要であるとのお考えを述べられました。講義の終盤には、今後のトレンドを踏まえ、日本の方向性は「Made in JapanからDesigned in Japan」であるとのお考えをお示しになりました。塾生からは、「イノベーションの本当の意味を初めて理解できた」や「『成功の反対は失敗ではなく挑戦しないこと』の言葉は非常に感銘を受けた」といった声があがりました。

冒頭の塾長講話


野田 聖子 氏

野田 聖子 氏

 懇親会では、森澤氏から乾杯のご挨拶を頂いた後、特別ゲストの野田氏から『日本の再生』と題して、卓話を頂きました。野田氏からは、少子高齢化社会の現状と将来の課題を、ビジネスや国防、女性の活用といった分野に関連づけて具体的にご紹介頂きました。また、日本の置かれた状況は厳しいものの、ポテンシャルのある国であり、1970年代の頃の考え方から脱却し、女性の活用などダイバーシティーの推進が重要であるとお話し頂きました。日本の直面する問題に、政治家として毅然と立ち向かう芯の通った姿勢に、塾生は大いに感銘を受けていました。一方で、懇談の際には誰とでも気さくに会話を交わされ、その親近感に塾生は魅了されていました。卓話後には、講師陣との記念撮影が行われ、その後も各テーブルでは講師・ゲストと塾生とのオープンな意見交換や議論が閉会直前まで続きました。
 懇親会後、塾生有志が塾長を囲んで行った放談会では、齋藤氏にもご出席頂きました。講義では聞けなかったことや、塾生個々の課題など、次々に質問が寄せられ、熱い議論を通じた塾長・講師と塾生との交流が深夜まで続きました。
講師を囲んでの懇親会風景