株式会社 一柳アソシエイツ

一流塾

2015.07.16 更新

一流塾(8期)第4回講義が行われました

第4回 2015年7月10日(金)・11日(土)
 第4回の一流塾は、都会の喧騒を離れ、「中伊豆ワイナリーヒルズ」で合宿研修を行いました。講師に一柳塾長と木村皓一氏(㈱ミキハウス 代表取締役社長)、懇親会の特別ゲストには白石真澄氏(関西大学 政策創造学部教授)をお迎えしました。また懇親会には、一流塾特別顧問の福川伸次氏(一財団法人地球産業文化研究所 顧問、東洋大学 理事長、元通商産業事務次官)にもご出席いただきました。


合宿参加者集合写真

塾長 一柳良雄

塾長 一柳良雄

 第1部では、『ベンチャー政治家 田中角榮論』と題して、一柳塾長が講義を行いました。一柳塾長は、田中角榮先生が通産大臣に就任されていた時に大臣秘書としてお仕えしており、角榮先生の言葉の分析から得られた「異なる3点から情報をとれ」「水は高きより低きに流れる」等の教訓5カ条は、企業経営に通じるものがあると説きました。また、角榮先生は人脈作りにも大変長けており、その秘訣をまとめた「角榮流 人脈作り10カ条」を秘書時代の思い出を交えながら披露しました。塾生からは「田中角榮先生の優れた洞察力と、教訓5カ条で示されたことを一貫して実践されたことにリーダーとしての凄みを感じる」、「異なる3点からの情報により客観的に判断し、実行することがリーダーには不可欠だと感じた」、「尊敬されている田中角榮先生のお話しを通じて、塾生が経営者として成長してほしいという塾長の熱い想いが伝わった」といった声があがりました。

講師 木村皓一 氏

講師 木村皓一 氏

 第2部では、木村氏が『誇りの持てる企業文化を』と題して講義を行いました。講義の随所で、ミキハウスが支援しているスポーツ選手や社員の方々が、木村社長の激励や特別な支援に感銘し、自分のためではなく周囲や社会のために役に立とうと思い頑張っている姿が紹介されました。また講義の中では、木村氏が会社創業時に商品サンプルを持って地域一番店を訪問した時の秘話や、取引銀行の支店長とのやりとりのエピソード等をご披露頂きました。そのうえで、既成概念に捉われず、あきらめずに取り組むことの大切さや、人と人との繋がりを大切にすることの大切さなどを、ミキハウスのオーナー経営者としての経営哲学に重ね合わせてお話し頂きました。塾生からは、「子どもに夢を与えるという明確なビジョンがあるからこそ枠に捉われない対応ができ、それに社員が応えている姿に感銘を受けた」、「創業から今日に至るまで、揺るがぬ絶対的価値を持ち続けていることが競争優位の根源になるのだと強く印象に残った」、といった声があがりました。

講義風景


特別ゲスト 白石真澄 氏

特別ゲスト 白石真澄 氏

特別顧問 福川伸次 氏

特別顧問 福川伸次 氏

 懇親会では、一柳塾長による開会挨拶と木村氏による乾杯の後、福川氏からご挨拶を頂きました。福川氏からは、日本人のコミュニケーションのスタイルがグローバルな競争社会では通用しないことをご紹介いただきながら、一流塾でコミュニケーション力を磨いてほしいと塾生を激励して頂きました。
 その後、懇親会の特別ゲストの白石氏から『ダイバーシティの時代』と題して卓話を頂きました。白石氏は、海外の投資家からは女性の活用が進まない日本企業に厳しい目が向けられていること、女性の活用が進んでいる企業ほど生産性も業績も良いこと、柔軟な働き方は女性だけでなく男性にとっても望ましいことなどをお話し頂きました。
 白石氏の卓話後も各テーブルで講師陣を囲んでの歓談が行われました。その後、歓談を挟んで行われた塾生による1分間スピーチではウィットに富んだスピーチが披露され、会場は大いに盛り上がりました。
 懇親会の後は、塾長、木村氏、福川氏、白石氏を囲んで2次会を行いました。一同、まじめな話から柔らかい話まで酒を飲みながら深夜まで懇親をし、またカラオケで一緒に盛り上がり、講師陣や集まった仲間との裃を脱いだ交流により親睦を一層深めました。

懇親会風景


 翌朝は、塾長と塾生有志とによるワイナリー見学を行いました。中でも、シャトーから望む広大な葡萄畑の眺めは塾生からも大変好評でした。
ワイナリー集合写真ワイナリー見学