株式会社 一柳アソシエイツ

一柳の志

2013.07.01 更新

「休む」という事

フランスで勤務していた時代
周りのみんなが一ヶ月単位で休みをエンジョイしていたので
私も真似して家族でvacances
3年間、楽しい長期休暇を過ごしていました。

日本に帰ってきてみたら
休む=サボり
みんなが忙しくやっているのに自分だけ休んでなんや
そんなイメージで、一週間休むのでさえ大変なこと……
人間が考えて生きるのに
休みは絶対に必要だと私は思っています。

どれくらい休むか
これは組織・制度・慣習・自分の思い、色々な選択肢があるやろけど
大事なのはre-creation、切り替え、スイッチのON OFF
これをやらんと絶対にダメだと思うんです。

日常生活の中には囚われて限りない案件が存在し
同じことを気にしながら、ひたすら考え続けるような場面に置かれることも多々。
でも、それではいい知恵は出てこない。
遮断して、切り取って、離れて
「さぁっ、頑張るぞっ」ていって
そういうところから、新たな智恵は生まれるくるんですよ。

人間というのは一つの枠の中だけ
閉じこもった舞台の中だけで動いていると
発想から活力が落ちてきます。

そういう意味で休みはスイッチの役目
ON OFFの切り替えが大事なんと違うかな
日常の仕事から離れて思考の方向性を変えてみる
と同時に
気分転換もあるけれど
人間とは集中するとそこばかり使うという傾向があります。

同じことばっかり考えていたら、脳もある部分しか使わない
使われていない脳は
運動不足になってしまう。

それはいかん!危険なことだ。

やっぱりほどほどに刺激は必要で
スイッチを切り替えるっていうのはものすごく大切。

ポジティブに将来を見て
自分なりの夢というか強い思いを持ち続けるには切り替えが必要
目の前のことに追い詰められてそればかり見ていると
本当のロングタームの夢を見失うんですよ。

実りある人生はしんどい。

“志”や“思い”に対する執念っていうのは必要だけど、こだわりはよくない
残すべきものを守り
捨てるべきものは潔く捨てる
これはとても難しいことです。

だけどこれができないとダメなんです。

休みはただ体を休ませることではなく
将来に新しいものを生み出すスイッチなのです。

さぁ、皆さん
シッカリ休みをとりましょう
日本の未来のために!