株式会社 一柳アソシエイツ

一柳の志

2013.07.25 更新

今、あえて……原発の話 してみます  その1

国にとってのエネルギーは
人の体で言うところの血液のようなもの

少子高齢化は止まるところを知らず
年金破綻、領土や米軍基地の問題、自給率にTPP
地方経済の不振に国内産業の空洞化と国内外に問題山積
GDPの2倍以上の社会的債務を持ってしまっている国
それが日本。
そう、残念なことに今、わが国は
活力もなく、夢もない、借金だけはたんとあり
それを子供たちに背負わせて
どんどん地盤沈下しているんです。

原発の話っていうのは、まぁ言ったらこんな風な状況の中で
「国のビジョンをどうするんだ」
「国の骨格をなすエネルギー問題
これをどういう風にしていくんだ」
っていうことなんですよね。
感情だけで
「危険だ!」
「いらない!!」
「脱 原発!!!」
と騒ぎ立て、今後を決めていい問題ではないのです。

原子力の議論をするときに大事なのは
長期的に見ること。
そして、人が活力を取り戻すのに健康な血液の循環が不可欠なように
活力ある日本を取り戻すのに必要なのはエネルギー
それの良い循環をどう確保するかということ。

日本は、産油国や天然ガスが出る国とは違うのです。
彼らの場合、自らが汗水たらさずとも、自国の地下に資源があり
それを見つけ、売り、そして豊かになるということをしている。
中東もそう、ロシアもそう。
でもそういう国というのは頑張ってイノベーションを興す国ではない。

で、日本。
資源はない、あるのは人、人的資源だけ。
だからこそ(なのかは定かではありませんが)
良いイノベーションを興していくという知力はポテンシャルに大いにある。

無資源国 日本 が原子力をもっていることが
外国とのエネルギーの取引の様々な場面の中で
どれだけ有利に働いてきたか。
選択肢を一つでも多く持つというのは重要なこと
原子力という選択肢を無くすのは
世界の中の日本と考えたとき得策ではないのです。

だから
先端技術の中の最先端の開発
そして国内利用だけでなく世界中へ原子力技術で貢献する

あらゆる意味での「ベストミックス」を目指して
エネルギー政策100年の計 をつくる

今、やるべきは、こういうことだという考えでいます。
                                                                                             ~つづく~