2013.05.02 更新
「こんな時代だからこそのフェイスToフェイス」
政治の世界のゴールデンウィークと言えば
“外遊”
このGWもロシアにサウジアラビア、UAEにトルコ
「自身がトップセールスをする」と首相は飛び回っておられますね
すごく良い事だと思います。
なぜ、ゴールデンウィークになると閣僚はこぞって海外へ?
もちろん国会が無いからです。
昔から国会が拘束してしまうので、日本の閣僚は外国へ出る機会が極端に少ない…
これ、国にとってマイナスです、ものすごいマイナス!
先日、テレビ収録でも話しました
インターネットがこれほどまでに発達した昨今
技術が勝る世界だからこそのフェイスtoフェイスでのやり取り
これが重要なのですよ
しかしながら、議会開催中に外遊など企画しようものなら
「国会軽視だぁっ!!!」 時の野党から怒号のような猛烈な文句が……
そこで、ゴールデンウィーク
国会は休み…幸いにも日本以外の国は通常営業中
ということで閣僚の皆様、この機会に海外へ出かける、とても良い事だと思います
マスコミは好意的な論調で表現しません、というか逆に
「何でGWになるとみんなで税金使って外国へ行くんだ」という風にまるで悪事のような報道の数々ではありますが
閣僚はできるだけ表へ出て、自らの言葉で自らの思いを伝えるトップ外交をすべきだと強く思いますね。
もちろん国会も、国内の政治も大事ですよ
でも、がんじがらめに「行くな行くな」と言って閣僚の外遊を認めないのは国益を損ねていると思うのです。
ただね、4年前からすると、野党の「行くな、行くな攻撃」はかなり緩まっているとは思いませんか?
民主党は政権をとって、自分らが閣僚として「今、外へ行かなあかん」って実感しているときに
自民党政権時代、自分らが反対ばっかりしてきた同じ反対をされ、外交もままならない。
自分が実際にその立場に置かれて初めてわかったのでしょう
(あんな無茶な反対したらあかんわ)とか(やっぱり大事な国際会議や交渉の席っていうのは参加せなあかんわ)と。
そういう経験をしているから、野党としての無作為な反対行動は以前より優しくなっていますよね。
貿易や外交を司る役所の長なのだから
経済産業大臣や外務大臣などは年中海外へ行っているのが普通だと私は思いますよ
場合によっては防衛大臣も国防など司っているわけだから……
それでなくても発信力は弱い、コミュニケーション能力は殆どない、そういう日本でね
これからの世界をどう生きていくんだってときに
電話ですます、メールですます、手紙ですます…ではなく 行く!!
トップがもっとそういう行動をとるべきですよね
ヒラリー・クリントン国務長官が任期中(4年間)に訪れた国は米国務長官歴代1位の112カ国
有に401日を外国訪問に費やしたと発表されている
ものすごい数!!!
彼女が国務省を去る日の挨拶で「今日はここにいるわよ」と発言して笑いを誘ったのも
それくらい外交に時間を費やし、国内に、もっといえば省内にとどまっていることなど無かったという証
日本の外務大臣 これくらいウィットの利いた退任挨拶のできる日はいつ来るのか
もうあまり時間は残されていない気がしてならないのは 私だけ?