株式会社 一柳アソシエイツ

一柳の志

2015.04.30 更新

<自己責任>で生きよう!!

「公助・共助・自助」の順でモノを考えている人や状況に出会う事が多い。
「自己責任」意識が薄いから、そんな考え方になってしまうのか。
思考や行動の順番は大人なら
「自助・共助・公助」ではないか
僕はそう思うのですが皆さんはどう思われますか。

例えばです。
急に地震などの自然災害が起きて「すわっ、一大事!」となったとしましょう。
自然災害というのは突然起こるモノ、だからこそ備える必要があるのですよね。
ここで、です。
この備えるという言葉を発した途端「政府が」とか「公が」とか、言い出す人がいるのですよ。
自然災害を想定、何がしかの備えを自分で考える人
自然災害への備えなどは公のすることと自分では何もしない人
日常の考え方一つで実際に危機に直面した時の自分にふりかかる危機が大きく違うのに。
命に係わるリスク回避ができるのに、なぜ、そちら向きにモノを考えないのか
僕は不思議でならない。
大きな自然災害が起きた時、初動は
およそ行政を以ってしても迅速にすべてをフォローするのは無理だと思います。
或は周りの誰かに助けてもらおうと思っても近くにいる人は等しく災害にあっているのだから…。
そういう時、最低限、どのように対応するかというのを
自分自身で問題意識を持って備えておくことが大切なんですよね。
それが命も救う。

一番良いのは、訓練でいいからある程度の体験を持った人。
所謂「自己責任」能力のある人は、考え、訓練し
まさかの時にはこんな風にして大きなリスクを避け
よりリスクの少ない選択肢を自分で用意できる。
こういう人は、困っている人を誘導してあげるという判断もできて
地域全体の災害被害を少なくする方向へ進める。

二番目は頭の中に問題意識はあるが、経験まではしていない人。
この人は狼狽えて、咄嗟の判断が出来ずに初動に遅れが出るのではないかと思います。
もちろん普段頭の中では考えているから、選択肢はゼロではないけれど
多くの選択肢を持つことができない。

で、最後は、頭の中でも考えない、訓練もしない、自然災害が起きたら、まず言うこと。
「そういう事はみんな公共がやるもんだ」
「国民の命を守るのは国の仕事であり自治体の仕事だ!」。
こういう人は「自己責任」でしか守れない自身の命を粗末にしているとしか言いようが無い。

自分ではない他の誰かが悪い…と悪口を言ってみても何も始まりません。
先ずは自分で自分を守る
ある程度までは自分のことは自分で決断して動くんだという思考が必要であり
困難な時でも自分の足で行動しなくてはいけないと思うのです。

何かあると先ず“問題点指摘”と“言い訳”をする
そして“責任を取らない”。
そんな傾向も見てとれる昨今です。

もちろん“問題点指摘”はとても大事なこと。
世の中、改善した方がいいことはたくさんあるし問題がある所は問題だと言うべきです。

但し、問題に気づいたら必ずどうしたらそれが良くなるだろうか
改善されるだろうか
それを自分の頭で考えるのです。
そして問題点指摘の時、同時に「こうしたら良くなる」という代案を出してください。

しかし代案を出すだけではダメ。

それを自分で実行すべし!!

実行にうつしてみて
成功すればそれに越したことはないのですが
よしんば失敗しても
そこから得られるものは
いっぱいありますからご安心を!