株式会社 一柳アソシエイツ

一柳の志

2013.05.16 更新

「まるでデジャブ  残念な出来事」

ゴールデンウィーク明け早々に

参議院議員環境委員長の川口順子氏が解任されました。

 

<議会開催中に外遊など企画しようものなら

「国会軽視だぁっ!!!」 

時の野党から怒号のような猛烈な文句が……>

 

前回の志に書いた文字が怖いほど…

全くもって同じ言葉を使って野党は攻めていましたね。

 

同じく前回

<閣僚の外遊を認めないのは国益を損ねる>

と書きましたが、現閣僚でなくても、元外務大臣の川口氏が

さしたる理由もなく滞在を延長するわけもなく…

 

せっかく野党としての民主党の昨今を褒めた矢先のこの出来事

かなり残念な気持ちになっています。

 

残念と言えば…

 

ベンチャーの世界で仕事をして、私の中に一つの言葉が生まれました

「一転び アウト」

「七転び 八起き」

にゴロを合わせてみたのですが、正にその通りだと思いませんか?

 

失敗した人を復活させないという風土が日本にはあると思います。

 

例えばベンチャーで言うなら

融資の問題ではなく、社会的な問題で復活できない

ベンチャーで、一回失敗して

今度こそと再チャレンジ

機会あって大企業に売り込みに

先方はまず、調査。

 

(おっ、一度失敗してるやないか)

(こんなんあかんで)

となるわけです。

 

“新しいことに挑戦するための”と言っても過言ではないベンチャーの世界で

「実績ないと上のモノに上げられません」などと言われるわけです、実際には。

 

倒産させているから、その人の経歴にバツがついているという評価なのです。

 

でも、歴史を見てみれば分る通り、突然生まれたイノベーションなんてありません。

多くの場合、失敗の後に反省し、再チャレンジした結果のイノベーションです。

 

同じ失敗を繰り返すのではダメですが

失敗をすること自体がダメなわけではない。

失敗しなくては成長もないし、イノベーションも生まれない。

 

変な言葉ではありますが「いい失敗」をして

それを社会が許し

失敗した本人は自分の力の範囲をそこで図り

あらたなチャレンジに役立て、そして成功へと進む。

 

Failure を日本語にする時

通例では「失敗」と訳しますが

私は「経験」と訳します。

 

“成功”の反対は“失敗”ではなく“何もやらないこと”なのです!