株式会社 一柳アソシエイツ

特別講座

2014.11.05 更新

2014年11月5日 第75回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました。

 今回の特別講座は、㈱大和総研理事長、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏を講師にお招きし、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を成功させるために」と題し講演頂きました。出席者は、一柳の知人や友人の経営者や有識者が多数集まりました。


武藤 敏郎 氏

武藤 敏郎 氏

 武藤氏は、1966年大蔵省(現財務省)入省し、大蔵事務次官を務められ、退官後は、2003年に日本銀行の副総裁として様々な金融政策の実施し、金融の最前線にて采配を振るわれました。また日本銀行退任後は、2008年に大和総研理事長にも就任され、2014年に、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の事務総長に就任し、オリンピックを通じた、日本の再生に日々取り組まれています。またプライベートでは一柳も大好きな画家 絹谷幸二先生に師事する等異才の持ち主です。
 今回は、『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を成功させるために』と題し、東京でのオリンピック開催の意義や開催までの課題テーマなどを現場の声として語っていただきました。
 まず冒頭武藤氏は、2020年に向けたスケジュールやオリンピック・パラリンピックの開催の概要、そして組織体制について触れられました。
そこでは更に、大会として自治体や大学との連携を推進する一方で、多くのボランティアが必要となる旨、さらに、多くのオリンピック施設を恒久施設〈レガシー〉として活用したり、日本の文化を発信することにも注力する。また、新しい問題としてサイバーテロのセキュリティー対策や日本の夏の暑さ対策などに知恵を絞るが必要があると、お話しされました。
 そして最後に、過去のオリンピックの事例を引き合いに出しながら、東京オリンピックにも付加価値を是非付けたいと、お話しを頂きました。
 講演の後には、出席者から様々な質疑があり、中には先日文化功労者を受賞された、絹谷幸二画伯からもオリンピックに向けたユニークなご質問と話しを頂きました。
講義風景