株式会社 一柳アソシエイツ

特別講座

2015.03.25 更新

第77回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました。

 2015年3月18日 第77回一柳アソシエイツ特別講座を開催しました。
 今回の特別講座は、政治解説者 篠原文也氏をお招きし、「安倍政権の課題と展望」と題して、政治の表側から裏側まで、官邸と深くつながりのある篠原氏から、安倍政権の現状課題とその展望に関しご講演を頂きました。


篠原 文也 氏

篠原 文也 氏

 篠原氏は、かつて日本経済新聞社で政治部記者としてご活躍され、総理大臣官邸、自民党担当のキャップ、同社政治部次長を歴任されました。また、テレビ東京解説委員(政治コメンテーター)、キャスター、政治解説者として約40年以上に渡り、政治をウオッチされています。一方で、「篠原文也の直撃!ニッポン塾」の主宰・塾長や昭和女子大学客員教授なども務められております。その他政府の各種審議会委員なども務められえる等、政治から教育問題まで、幅広くご活躍されておられます。また同氏は一柳が役人時代に大臣秘書官として政界との接点があった折、知り合い、それ以来時々情報交換をし交友を続けてきた仲間です。
 講演の序盤では、安倍政権の近況について解説いただきました。政権として現在順調であるが、これは、平成になってから数多くの政権交代、民主党政権の国民離れや、また経済再生の期待感等から支えられたものであるとお話しを頂きました。また第1安倍政権では大変苦労したが、それを糧に守りでなく攻撃的な政治を行い、昨年の選挙の大勝を経て、益々力強くなっている、等とお話しいただきました。また時折、かつての小泉元総理との思い出話も交え、小泉元首相のリーダーの意思の強さについても挙げられました。
 中盤ではいくつもある政策課題について触れて、なかでも安保課題、集団的自衛権の問題を挙げられ、自民党と公明党との連携についても鋭い分析をお話しいただきました。また地方創生、女性の活躍、北朝鮮との外交問題についても触れられました。
 終盤では政局展望として、ポスト安倍政権に係るご見解や、与野党の勢力関係についても長年政治をウオッチして来られた方ならではのご意見を頂きました。
 そして最後に、聴講にお越しいただいた方へ、「政治に興味を持っていただき、政治にモノを申してほしい。無関心の場合は政治も暴走することもある。是非皆さんにはチェック機能となって欲しい。」と、政治に対する想いを熱く語られました。
 また講義後は、米中韓との外交問題を前提に、今年8月に行われる70年談話についても関して活発な質疑が行われました。
 安保問題や外交問題等の関心が高まる中、日本の政治について裏話も含めの講演は大変関心が高く、100名近くの方にご参加いただき大変好評でありました。
講演風景