株式会社 一柳アソシエイツ

一柳良雄の志         
「視点を変えて物を見る」

 ここ数年、日本は「少子高齢化」だと大騒ぎをしている。
 総務省統計局の調べでは「65歳以上を高齢者と呼ぶ」となっている。確かに人口は年々減り、出生率も下降傾向、国民の総数に占める65歳以上の割合は年々増えている。
「老人がどんどん増えて、子供が減って、年金も貰えないのではないか」
「このままでは医療費支出は増え続けて、パンクするのではないか」
「それどころか、国家財政も破たんしてしまうのでは…」
暗い面を捉えて国民の不安を煽るメディア報道も多くある。
 ではここで、視点を変えてみよう。地球規模で見れば日本は高齢化先進国です。
世界中で一番最初に高齢化が進み、過去のシステムをそのまま機能させられなくなってきている国。ならばここで高齢者に対して、目の前のことだけでなく、本質的に優しい仕組みとシステムを作る、世界に向けて高齢化国家の成功モデルの国となればいいのだとは考えられないだろうか。これから先進国だけでなく、韓国や中国なども高齢化に直面するのだから、日本は世界のお役に立つ事がいっぱい出来ると思うのです。その上、きちんとした仕組み、システムをビジネスとしても確立すれば報酬も入って来る。こういう見方をすれば「少子高齢化」も悪いことばかりではないですよね。

“視点を変えて物を見る”
2016年、みんなで始めてみませんか。
 
 不安定要素が多く未来を見通すのが難しい時代になってきています。
過去をただ踏襲し、その延長線上でものを見るという見方もありますが、ちょっと違った視点から見てみると、また色々と景色も変わり、判断・決断が変わってくるのではないでしょうか。モノは多面的に動いています。平面ではありません、何もかもが立体だからこそ、自身の立ち位置次第で本当に色々なものが変わってくるのです。
 もうひとつ、グローバル化が進む中では、外国人の目で日本を見て、どんな国なのか、そういう事を考えてみる必要があると思います。最近の企業経営で、どんな経営者が求められるかというテーマの中で、よく語られるようになって来ているのが、外国の子会社の社長を経験して、戻って本社の社長に就任するという話。外に出て、規模は小さいかもしれないけれど全体のマネジメントを経験する。そして外から本社を見る。そうすると、もの凄くよくわかることが多いのだと言います。外の目というのでしょうか、そういう見方をするというのがグローバルな経営の大事な目線のひとつだからです。
 世界は狭い、そして全てが日々、継続的に進化し、持続可能な社会を作っているのです。
今年も益々の進化を遂げる一柳でありたい
そう強く思っています。いい仲間といい時間を! 

からの・・・

20181001

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